久しぶりにスポーツの話題。
今年は春の花粉症シーズンから梅雨あけまで、体を動かすこと自体が億劫でした。
一番動きやすいシーズンなのに、
世の中は来るべき薄着シーズンに向けてダイエットにこれ励むときなのに、
仕事が終わったらさっさと帰宅、食べる量こそ一定だけどなんだか体がだるい。

そして暑い季節の到来と同時に
スポーツ億劫はさらに加速の一途を辿りました。
これはイカンと早寝早起きに切り替えてもダメ。
酷暑のおかげで太らなかったのは幸いだけどなんという体たらく。

寄る年波には勝てないってことですか…

ちょっとまて、そこの君。
わたしだ。

わたしより遥かに人生の先輩たちはしゃきしゃき動いておられるぞ。
重い体を引きずってクラブに顔を出すわたしに
「何しとったのアンタ」
「やめたかと思ったわ」
はっぱをかけるのは絶対人生の先輩たちですよ…両手を地面についてうなだれるポーズ。
AA使わないから説明で済ます。

何故だろう今年。
考えること数分。


わかった。

冬の間のグータラのつけだ。

冬はサボりまくっていましたっけ、わたし。
カラスと一緒に帰りましょうと歌いながらクラブを横目に見て車を飛ばしていましたっけ。
たまに行ってもウェイトトレーニング手抜きしていましたっけ。
有酸素系もろくにやらずに適当にお茶を濁していましたっけ。

「夏までに痩せたいと思ったら前年の冬から鍛えないと間に合いません」
頭にこだまする恩師Y先生のお声…。

そうなんですよ。冬に基礎体力を落としておくと夏までに引き締めるどころか夏ばてという欲しくもない付録がついてしまうのですよ。
スポーツ選手が冬季を「基礎体力づくり」と称して自主トレに入るのも同じ理屈。
秋が終わって冬、この季節は日が短い上に冷え込むことから人間は必然的に体を動かさなくなるのだそうです。
日照時間は活動意欲に大きな影響を及ぼすのだとか。
そして食べてはごろん食べてはごろんをしていると当たり前のように太る。

太ったに驚いてよーし
「春から運動するぞ」
と決意するのはあまり意味がないそうな…基礎体力を元に戻した上でかからないとシェイプアップはおぼつかないのだとか。

ああ。
ようやく実感しましたY先生。今年の夏ばては「冬さぼり」の結果なんですね。

というわけで今年はまじめに動くぞと宣言しておく。
ウエスト周りが痛い。
ぎっくり腰ではありません。

踊りすぎました。
ラテン系ダンスエクササイズ、ZUMBA、おそるべし。

巷で大ブームのコアエクササイズとも似ているのかな〜
ZUNBAはサルサ、メレンゲ、クンビア、レゲトンなど
ヒップホップエッセンスも取り入れたラテン系ダンスで踊りまくる「灼熱の45分間」です。
しっかり動けば600〜1000キロカロリー消費も夢じゃないそうな。

1月から週1のペースでプログラム参加していますが、
連休中はいつもとインストラクターが交替。
近場の数店舗で交替担当しているようです。
新先生方の容赦ない「ZUMBAパーティ」、
さすがに大変でした。

本エクササイズ45分に入る前20分の「振り付けの基礎」タイムもあるんですが
これだけでウエスト周りが疲労困憊します…
日本ではサルサやベリーダンス、人気があるそうですが見るとやるとでは大違い、
インナーマッスルも鍛えていないと腰は振れません。
左右にギコギコ押していると余計な負担がかかるし、おへそ周りを旋回させないと…

これが難しいのなんのって。
最初は腰を旋回させながら横移動(クンビア)なんて手も足も出ませんでした。
無理にやるとエアロビクスのサイドステップになってしまう(いっちにいっちに、で2歩ずつ移動)。
最近ようやく、ウエストからヒップにかけてゆらゆら…らしき動きが出るようになりましたが
滑らかさがないのがよくわかる。
ぎっこんばったんシーソーやっているようなものです。
どうして先生はあんなに滑らか〜にゆれるのだろう。
楽しいからできるようになりたい。されど道は果てしなく遠い。

さて。歌劇5月号隅々まで読んで行って最後に大感動しました。
読者からの投稿ページの最後の最後に大空さんディナーショーの感想が。
キレイな言葉を選ぶ方ですねえ。うっとり。

あの日の感動もよみがえります。
ラテンダンスプログラム「ZUMBA」でのこと。
買ったばかり卸したばっかりのアニルーチェのパンツ(茶ね)を引きずりながらスタジオ入りをした。
アニルーチェはカッコいい。

ちゃんと着こなせる人が着ていればの話だ。

案の定わたしは七転八倒することになった。ダボダボパンツの裾の紐、どこまで絞ればいいのかな。これぐらいかな。これぐらい?何度も何度も曲と曲の合間に結びなおすわたしにメンバーさんはあきれたことだろう。

だってわたし、一番前にいたから。6曲を踊り狂うので、休憩は短い。短いからこそ紐はちゃんと結ぶべきなんだ。靴しかりパンツしかり。悪いのはわたし。

4曲ぐらいからようやく紐を踏んづけなくてもすむよう調整ができた。メンバーに遅れながらも大歓声のフィナーレ?に参加できた。

問題はそのあとやってきた。おなじみのメンバーさんのひとりからひとこと
だめだよ難しい顔してちゃ。楽しく踊らなきゃ!

紐格闘よりそっちが気になるとは、気が付かなかった。ごめんなさい。

難しいウエアは準備が必要なのだわ…苦笑いをしていると他のメンバーさんが話しかけてきた。
楽しくやってるつもりが怖い顔していたらしい話をすると
「んなもん気にするな」
あら。

「体動かしにきたんだからいいんだよ」
あら。

「しんどいときはしんどいんだから。先生じゃないんだから」

うんうん。そうだよね。そんなに落ち込んだつもりはなかったが
スポーツクラブは運動しに来るところとすぱんと言われてちょっと楽になった。
スポーツクラブの話。最近はまっているのがZUMBA(ラテン系ダンスプログラム)やヨガで、一時間で600〜1000キロカロリーもの消費量を誇るZUMBAと対照的に、ヨガはじっくりしっとり体に効きます。いつまでもいつまでもじんわり体に残る「やりましたよ」感を味わうなら断然ヨガです。

本日のヨガレッスンは担当S先生。月曜日に別の店舗に顔を出したときもS先生だったことから、読みの甘いわたしは、今日も同じ内容だろうたかをくくってしまいました。

S先生は同じ道は歩みませんでした。本当にいろんなアーサナをご存知で…先日はこっちからこう、こっちへ行ったじゃないですかー!頭の中で抗議、体は新しいアーサナと格闘中。

「眉間の皺も取り除きましょうね!」
と言われましても。

脇の下から腰骨にかけて「側」を伸ばすのは大変でした…扇のアーサナ、その名にふさわしく穏やかで優雅な表情で取れるようになるには、まだ時間がかかりそうです。
週に数回はスポーツクラブに通っている。日常的にジョギングやランニング、筋力トレーニングを自宅でできる人と違って、わたしは「その場所」に行かないとトレーニングができない。意思が弱いし、環境でしかその気になれない。

懲りずに通うのは体重ダウンとかシェイプアップとかそーゆー美しい目標ではない。

何はおいても現状維持。

太っているわけでもなしスリムでもない。健康診断ではA判定をいただくが「筋肉と骨の貯金」をさぼると体重一気増、不健康まっしぐらになりそうでこわい、だから時間をかけて体を動かす。

筋トレはひたすら「筋肉の貯金筋肉の貯金」「骨密度アップ!」念仏を唱えながらマシンと取り組む。実際は有酸素運動より性に合うらしく、男性が圧倒的に多い筋トレエリアにちょっと腰が引けながら通い続けるのは好きなのだろう。

よく「ムキムキになるから筋トレなんていや」という女性を見かける。心配する必要まったくなし、簡単にはムキムキにはなりません!ムチムチ、ふっくらがしまってくるぐらい、ムキムキになるには気が遠くなるような修練が必要なのよ

とインストラクターに言われて始めた筋力マシントレーニング。最初の頃は男性と女性では、こんなにも筋肉のつき方に雲泥の差があると実感していましたが、ここ最近のわたしの上半身事情。

上腕二頭筋、三頭筋、三角筋などが見事に育ってきた。むん!と力を入れると筋肉パーツがくっきりわかるのだわ。

男役さんがいつのまにか腕がしっかりしてきて呆然としただの、歯磨きする二の腕の盛り上がりになんじゃこりゃと思っただの、鍛えている女性は違うわねえなんぞと感心している場合じゃない。

下半身だけ綺麗に引き締まると最高なんですか無理ですか、やっぱり。

大空祐飛さんに限りない魅力を感じるわたし、何も彼女の逆三角形体型に親近感を覚えているわけじゃない。上半身逆三をたたえられたことはあるけれど、下半身はなかなかしゅっ!と引き締まりません。