久しぶりの更新です。
12月に入って長期にわたり風邪に苦しみました。
はあ(ため息)。

今回は熱はたいしたことがなく(38度まで上がったがすぐ下がった)
大丈夫だとたかをくくって出社したり忘年会で騒いだのがたたって
約10日微熱がずーっと続きました。

自分では大丈夫だと思っていても、「まだ辛そう」真剣に顔を覗き込まれる。
午前中で限界を感じて正午を待たずに早退したことも。
微熱と侮るなかれ、インフルエンザとは別のしんどさがありました。反省。

そんな中、友の会のチケット運は微笑んだりそっぽ向かれたり。
文化祭が当たりました。
4公演しかない上にひとり1枚しかエントリーできません。
無事当たってほっ。友人に頼まれた分ですが自分のこと以上に嬉しい♪

花組東京公演「太王四神記」は思ったとおり平日昼公演は当たりました。
土日含む楽は当然ハズレよ、ほほほ…。
わたしにふさわしくセンターブロックの一番端で通路際という
大変美味しいお席が来ました。自分の観劇分はこれっきり、土日が当たったら東京の友人に見てもらおうと思ったのは甘かったようです。

となみちゃん退団が発表され、来年も変動の宝塚を感じました。
宝塚友の会の花組大劇場「太王四神記」の結果は前に書いた。
再度触れたくなったのは何を隠そう星組大劇場抽選結果に盛大に凹んだせいだ。

1枚のカードで4公演までエントリーできる。
今回はトウコちゃんファンの友人のために3枠使用、残り1枠が自分用。
泣く子も黙るトップさんサヨナラ公演でそう簡単に当たったら怖いと思うのが普通だが、
結果は普通に3公演落選だった。

しょぼん。
ごめんなさいあーちゃん。何だか全然役に立ってない…。

「やるだけやったんだからいいのよ」
と励ましメールを送ってくれたあーちゃん。彼女も仲良く連敗だというのに何ていい人なんだろう。

自分の観劇日だけS席当選というのが追い討ちをかけるからまた凹む。

当たったことは嬉しいのです。それが旧A席エリアのS席というのが切ないと正直に言ってみる。
広くなったんですねえ、S席エリア。
改めて、「2009年からの座席表」を眺めるとその広大さに途方に暮れる。
あ~もっと細かく区分けしてくれないかしら。
この位置ならA席値段でしょーとぼやいてもS席はS席だ。

端っこ好きなので上手の最果ては問題ない。
だけどこれだけS席エリアの最後尾となると差額が惜しくなるのが不景気の時世というもの。

前回からわたしは「SS席」のエントリーをしなくなった。
どう頑張っても旧S席に11,000円は払えない。
かぶりつき願望もだんだん薄れていく。


前回の花組大劇場エントリーはラッキーだった。
実は念願の席を当てたのですよ。

一番リーズナブルで美味しいS席エリア最前列ド・センターを。
昔から「センター運」に恵まれず、よくてサブセンター、さもなければ思い切り端席だった。
おかげですっかり端席のまったり感に浸るようになれたんだけど(落ち着くから好き)、
さすがに友人たちが「センター」を次々と引き当てるのは羨ましかった。
わたしのカードは「センター」対象外だとひねくれてもいた。

「ふーん8列かあ。SS席の後ろの後ろの後ろ」
盛大に勘違いしたのも告白しておく。SS席の列数が増えたのもすっかり忘れていて。

2009年からの座席表をクリックするまで幸運には気がつきませんでした。
なんと言うかもう自分には縁のないエリアの夢の席だったから。
気がついてから飛び上がったのよ……。

花組で運を使い果たしたのかもしれない。
今年ももう12月だし欲を出してはいけないってことだろう。

と自分に言い聞かせながら凹んだ、星組抽選結果でした。
電話エントリーから開放されて初めて登録した宝塚友の会ネットサービス。
事前のID登録からぴあシステムと連動だから1エントリーごとに結果が来るんだろうなあと予想はしましたが、
幸い3エントリー中2当選だったからよかったものの、これがもし4落選だったらキツイと思う。
ご贔屓組はフルエントリーするものだし。

短縮された公演期間のなか、スケジュール調整が大変難しい。
だから3エントリーで、お正月か楽間際じゃないと無理だとかなり難しい注文で入れてみた。
思ったとおり楽はダメでお正月と楽間際に離れて当たった。
まあわたしのチケット運なんてこんなものさ、ふっ。

面白いことに1つは1階後ろの方の壁際席。
壁際好きなので無問題。青年館大ホールでも気にならない、寧ろ落ち着く。
もう1つはSS席に近いあたりのセンターブロック。
いい具合にアングルを変えて見られそう。

ネットエントリーは気軽でいい。期間内なら変更や取り消しも効く。
一度も間違って電話エントリーしたことはないが、
涙を飲んで誤エントリーチケットを受け取った話も聞く。
うっかりなど誰にでもあるし、電波状況の悪いエリアに住むわたしにはとってもいい改革だ。

大空祐飛主演東京公演というと苦い思い出しかない。
友の会抽選でこれまで一度も当たったことがない。
どう立派でしょ?!

「ホントですか。あなたなら意地でも当てていそう」
と首傾げられたこともあったけれど、
意地で当たるものなら当てているわ。女の執念なんとかも通す。

でも宝塚友の会って鉄壁っていうか意地でも当てさせたくないというか
真心を込めてエントリーしても当ててくれなかったのよ。
友達が気を使って手伝ってくれてもアウトだったわ。
ハリラバのときは一般前売りすべりこみセーフで2階端席を確保したし、
まあ労力を惜しまなければ、実際問題チケットはどこかで手に入る。

「労力を惜しむ」「楽して入手」を目指すからいけないっつーのか。
でもそういう「極楽入手の道」が用意されていたらわたしもわたしも!
のりのりで遠慮のカケラもなく当てていただきたくなるのが人の常。

友の会エントリーに先立つことつい先日、土曜日の公演をクレジットカード会社の先行販売で抑えた。
親戚も観たいと言ってくれたので電話かけを頑張ってなんとか取れた。

ウィークエンドに複数枚抑えようとすると
友の会抽選では絶対無理だろう。

恨み節だが実際問題当選確率がますます厳しくなる。
席はどこでも並んで座れなくてもいい。○ザカードさんありがとう(伏せる意味ない)。

閑話休題。

というわけで友の会抽選でエントリーしたのはいずれも平日公演だ。
友人たちもわたしの執念愛着を知っているから早くから協力を申し出てくれた。
平日でも玉砕記録更新中のわたしに神は微笑むのか、
ちょっと、いや、かなり、ぜんぜん自信はなかった。

大空祐飛が偉大とか人気炸裂とかそーゆー可愛い問題ではなく
わたしの不徳のいたすところなんだって。

「願掛け」と称して夏の風物詩・かき氷断ちまでやってみた。
真冬でもいそいそと足を運ぶ名古屋の有名甘味店に背を向けて。
「願掛け」です「願掛け」。そこまでする?と自分でも首傾げ…。

結果は平日○公演当選しました!
はいガッツポーズ。
Diary Noteでは顔文字使わない主義なのでカタカナで喜びを表そう。

友人一堂ありがとう。わたしのカードもありがとう。
ええ当たったんです、わたしも。1公演当選。
総エントリー数から考えると1公演の当選確率1/4あたり。これまでのゼロに比べたら破格の進歩だ…うれしい。

土日狙いの人は1公演確率1/10で当たったそうだが、
協力者10人て素晴らしい。
それだけの人脈がなければ当たらないなんて宝塚って頼もしい。
公式サイトで知った「並び」の廃止。
オンライン購入が主流になった今、何万人もの「公式ファンクラブ会員数」を誇る大劇団が最後まで残してきたチケット販売方法がとうとう姿を消す。

東海エリアや関東在住だったわたしにとって、
「並び」は遠い存在だった。

先に姿を消した「東京宝塚劇場」の並びは関東にいた頃経験している。
その最後にとんでもない経験をした。
「季節はずれの暴風雨」に襲われ日比谷公園で遭難しかけた。

伝説の初演エリザベート。
どうしても観たいから協力してと頼まれた。
前日から友人宅に泊り込み、明け方に起きて出陣して、雨模様を気にしながらももうすぐ初夏だから大丈夫だろうとたかをくくって並んだら大変な目にあった。
叩きつけるようにふってくる季節はずれの霙に体は冷え切り唇は真っ青、
五感の感覚が飛んでしまうようなすさまじい悪天候。
あの数時間日比谷公園を埋め尽くした「並び」参加者はみんな死ぬかと思ったはずだ。
今では「伝説の並び」だという。

そんな苦労をしてまでわたしがひいたのは「白紙」だった。

購入の資格なし。
お疲れさま、どうぞお帰りくださいというあれ。
呆然とするわたしに誰かが
「よくあること」
と言ったんだな(苦笑)。
さすがに悪いと思ったのか協力依頼をした友人は半泣きになって
「すぐ家に帰ろう、お風呂に入ろう」
と背中を叩いてくれた。彼女も泣いていた。
ご贔屓のサヨナラ公演だったから…はずれは辛いよね。

そんな苦い思い出。

一方今度姿を消す大阪梅田と大劇場での「並び」。

学生時代わたしは某男役さんのファンクラブに入っていた。
東海エリアに住むわたしに「並び」要請は紙ベースで入ってくるだけ、催促もなかった。
それぐらいおっとりのんびりした会だった。
「チケット確保」は会に一任せず自力確保していたからさして協力しようと思わずにいたが、
ご贔屓のさよなら公演だけは出陣した。
最後の最後、どうしても「仲間たち」と一緒にチケット購入をしてみたかった。
始発新幹線に乗り込んで名古屋から駆けつけたっけ。

結果は「白紙」。
まったく白紙じゃなくお詫びの言葉が印刷されていたような気がする。
でも買えないものは買えない。
お帰りください通達には違いない。
わたしが差し出す「白紙」を受け取る会のスタッフさんたちは
「外れた」ことよりも遠方からかけつけたわたしのショックを心配してくれた。

おりしもその日はオフ期間中のご贔屓が劇団に顔を出す日。
全国ツアー用の荷物を引き上げるという。

「最後の公演の並びの日」に合わせたのは言うまでもない。
並び終了後にご贔屓が「時間のある人だけでも」と近くの喫茶店に集合をかけてくれた。
あとで聞いたが滅多にないことだという。

並びのあと用事が入っていた人や伝達を待たずに帰ってしまった人(携帯なんてこの世に存在すらしない時代だ)も大勢いて、実際参加できたのは20人ぐらい。
古びた喫茶店でご贔屓を囲んでお茶を飲んだ。

ご贔屓の隣にわたしは座らされた(苦笑い)。
「並び」初心者で「遠方から新幹線に乗ってかけつけた」というだけで、
ファンクラブの誰もがわたしを
「お隣」に座るべきだと主張した。
絶対イヤだとごねまくったが、結局横並びで座ってしまった。

あまり顔を見ないわたしにご贔屓が尋ねた。
「今日は何時に起きたの?」
固まってしまった。瞬間冷却とはあのこと。

だけどそこがすでにふてぶてしさを身につけつつあった大学4年生。
ここでしゃべらなくては一生ご贔屓と「話す」ことなんてできない。
この人は次の公演で消えてしまう。男役さんではなくなってしまう。
搾り出すような声で
「朝4時半です」
「…はい?」

目が点になるご贔屓に、代表さん(当時は幹部さんと言った)が
「○○さんは名古屋から来てくれたんですよ」
フォローを入れる。
まじまじとわたしを見つめて
「(その時間わたしは)夢の中やわ……」

ありがとうと手を取ってねぎらわれたわけではなかった。
こういう輩は何もわたしが初めてではなかっただろう。
たしかおどけて
「あんたはエライ!」
当時のギャグかなんかをかましたはずだ、ご贔屓は。

「最後の並び」をご贔屓はそうして感謝してくれた。

白紙だったけれど、買えなかったけれど、参加してよかったと今でも思う。
「並び」にはいろんなドラマがあるはずだ。

「白紙」に呆然とする横で
「きゃーっ!」
ものすごくいい番号を引いて狂喜した人もいるだろう。

たくさんの人にドラマを残して「並び」は消える。

世の中の動静上仕方がないことだろう。
ファンクラブ会員にとっては一大労力が免除される。
楽になると喜ぶ人がいることはたしかだろう。

一抹の寂しさをここで書けるのは、大してわたしが参加していないからだ。
だけどやっぱり「並び」の終焉は寂しい。
全国ツアーチケットの話。

泣く子も笑う「ベルサイユのばら」はどうにもこうにも歯が立たない。

梅田芸術劇場公演ネット会員抽選@雪→花→星 3連続はずれ

悲しい。

劇場抽選分3組ともはずれ、宝塚友の会も雪、花は順調にはずれをひいたわ。

ふっ

わたしにはむかーしからの原作ベルオタク仲間がいる。
彼女らに理代子先生が「今」「彼を」どう思っているかを彼女らの地元梅田で見てほしいのだ。

雪・ジェロのときはみんなオークション確保したそうだ。
人気のベル外伝で梅田でたった二日で4公演はどうしようもない、
お金がかかるのも無理はないと思った。

でも出費は痛かったそうだ。

花アラン編からはわたしも全面協力、もちろん「ベル友」たちは「ヅカ友」総動員で「定価確保」にこれつとめた。
でもかすりもしなかったところ、うんと遠方に住んでいるわたしのヅカ友文豪あーちゃん(彼女は観にこれない)が大当たり、見事「ベル友」のひとりHさんは悲願の定価観劇を実現したのだ。

知らない者同士を
「ありがとうございます!」
「喜んでもらえてよかったです」
メッセージが飛び交った。わたしも嬉しかった。

そして今度の星・ベルナールベル。

先日行われた第一回戦「劇場ネット会員抽選枠」はお約束どおり、
Hさんもわたしもはずれを引いた。

(あーちゃんごめんよ)

遠くの彼女に手を合わせるわたし。
そう、星ベルに関してはわたしはベル友よりあーちゃんのためにがんばっていたのだ。
星組担だもの。あーちゃんの大好きな○○さんご出演ですもの。
ベル友の「理代子先生のひらめき見たさ」より○○さん会いたさがまずは優先優先。

こうなったら神に祈りをささげて宝塚友の会で当てるしかない。
精進潔斎したら当たるのかななどとまじめに考え眠りにつこうとしたその瞬間だった。

「星ベル譲ってくれるって!」
Hさんからのメールだった。

がばっ!タオルケットを蹴飛ばし起き上がったわたしに足元で寝ていた豆柴が「う〜〜!」警戒声を発するぐらいびっくり起き上がりましたとも。

夜中に冗談はやめてくださいよ。
心臓に悪いじゃないですか………って本当に当たったの?

当たっていた。
メールをくれた彼女ではなくそのお友達が。

さらにメールは続く。
「一枚しかないけどどうなさいますか?」
お上品な文体はベル友ならではのお約束だ。

「ありがたくあーちゃんが観させていただきます」
よし返信。

夜中のメールはさらに続く。今度はわたしからあーちゃんへ
「星ベル梅田取れたよ、観る?!遠いけど観る?ベル友さんが回してくれるって」

即座に返ってくるあーちゃんメール
「うそーっ本当にいいの?わたしでいいの?」
あなた優先に決まってるがな……

かくしてわたしの頭上をまたお礼メールが飛び交った。
花アランベルはあーちゃん→Hさんへ。
星ベルナールベルはHさん→あーちゃんへ。
面白いように「チケット譲り合い」されている。

愛だわ愛〜お星様ってきれいだわ〜懐かしいな。

梅田の中心地を舞台に、わたしの頭上を愛が飛び交っております。
某クレジットカード会社の電話予約。
大阪は通常電話で東京は特電。
特電には一度も挑戦したことがないけれど
東京分は大変。開始時刻に電話の前で正座して戦闘開始。

今回は東京に住む従姉妹も同時にかけてくれた。
わたしは携帯電話数台を操作する。
これが以外にむずかしく、
開始後5分で利き手側が家の固定電話を鳴らしてしまった。

さて。
今回は贅沢を言ってウィークエンド狙い。
従姉妹たちと都合をあわせようとするとその公演しかないというわがまま選択。
でも○ザさんはどれぐらい席数お持ちなのでしょう?
かかったときには売り切れだと涙も出ない。
お互いそんなに時間がない。
○分経過したらあきらめようねと約束してリダイヤルリダイヤル。

大阪のときがどうだったかというと、
開始時刻から20分ぐらいにはお話中に変わった。
特電はそうはいかなかった。
スタートからずーっと「混雑しております…」の聴きどおし。

無理だわ。
絶対無理。
<通信規制→お話中→つながる>の第二ステップにすら進まない

もうやめましょうと思ったそのとき。

突如鳴り出す呼び出し音。

今度は余所のお宅にかけちゃったかあ。マジにそう思ったとき天使のアナウンスが流れてきた。

かかった。かかっていた。余所のお宅じゃなかった。
ちなみに○ザさんはオペレーターにつなぐ前段階がある。
<繋がる→保留→順番におつなぎします→お待たせしました>なの。

大阪も保留の間回線が切れやしないか冷や汗をかいたものですが、あれは絶対心臓によろしくありません。
いや、いったん受けてくれるだけでも幸せ幸せ。

通常電話窓口と同じぐらい丁寧なオペレーターさんがご登場
希望日希望席種枚数で無事確保。
やったーっ!

すぐさま飛び交う従姉妹たちとのお祝いメール。

蒲田行進曲従姉妹会だからヨロシク。
すでに話は観劇後の従姉妹会へと飛んでいる。

こうやって元気よく交流を続けるオタクの血筋の○家、
母の世代はこの調子で末永くお互い助け合えとエールを送ってくれる。
たぶんご先祖たちは「なかよきことはよきことかな」と笑っておられることだろう。
宝塚友の会で友人たちの協力も空しく、
まったく当たらなかったわたし。
自分のカードはバウ、青年館は当たったためしがなく、
大劇場クラス専用カードだから当然外れて。

くしゃんと凹んでおりました。

そうしたら

○あ(伏せる意味がない)プレリザーブではなぜか
周りは総崩れでわたしだけが当たりました。

知人も親戚も喜んで協力をしてくれたというのに。

おまけに当たってくれたのは難しいウイークエンド。
たしか劇場ネット会員抽選予約でも当たったのは自分のみ。
んな馬鹿な。

そんなことよりもっと嬉しいのはみんなのメール。

お役に立てずにごめんなさい
が降ってくるでしょう。

自分の当たった
と送るでしょう。

みんな自分のことのように喜んでくれる。
嬉しいじゃありませぬか。渡る世間は愛ばかりなり。

追記。
○あリザーブ席はやっぱり「隣が壁」でした。
わたしらしいー(棒読み)。
劇場ではない友の会の抽選結果照会ドラマシティ銀ちゃん。

見事大ハズレ。
わーんわーんうわーーん。
わたしも知人も知人も知人も…あっちこっちで外れたメールが飛び交いました。
今となっては初日大当たりですっごーく良いお席(劇場のネット会員抽選分)やクレジットカード会社で取れたのは本当に幸運だったのだ。

それにしても、わたしの友の会カードは小劇場・中劇場系に弱い。バウホールや青年館は当たったのは過去に一度だけ。
大劇場クラス(東西や梅芸や全国ツアーの大きい会場)には強いときは相当強い。
どちらかというと臨場感ぎゅーと濃縮の中劇場以下の箱が好きなタイプです…。

いや、チケットは天下のまわりもの。
いざとなったらどうにでもなる。
千秋楽などなど難しい日じゃなければどうにでもなる時代。

グダグダしてるのは「くじ」に外れるのは何だって悔しいということ
辛口の感想を素直に書いてきたが、決して失敗作だとは思っていない。

宙組梅田芸術劇場公演「雨に唄えば」。
星組版を見たとき、どうしようもなく目立ってしょうがないタニちゃんコズモに違和感ばかり覚えたわたしは、
ようやくあるべきところにいるタニちゃんドン・ロックウッドにほっと胸をなでおろしたし、
育ちのいいお坊ちゃま仲間に見えるラントム・コズモも愛でている。
ボードヴィルからたたき上げた苦労人に見えないのはもうどうしようもないとして、
大和・蘭寿の並びのゴージャスさ、そこへ男に戻ったみっちゃんが加わったときの快感は忘れられない。

やっぱり宙組は背の高い美形たちの組だ。
ルックスの平均点はかなり高いと思う。
贅沢な至福の並びに「宝塚を観に来てよかったー」と涙が出るほど嬉しかった。
3スターはそれぞれ個性も強くて並んだときどうなるのか想像もつかなかったのが見る前の正直な気持ち。

濃かったり熱かったり可愛かったりする二番手三番手をタニちゃんがどう抑え込んでいるか手に汗握って待ってたフィナーレのそのとき。

タニちゃんは鮮やかにラントム&みっちゃんを従えていました。

2人の強烈なカラーを見事に白いキラキラパワーでおさえこんで。
さっきまで「フッ」だの「ハッ」だのラントム以下宙組イケメン男役たちがくさーい魅力で踊りまくってどうしようもないほど濃く濃く濃ーく染め上げていた空気がタニちゃんがセンターに立つと同時に脱色されたように無色透明に科学変化を起こす。
そこへ降ってくるの天井から。
なんだか知らないけどキラキラした金の粉が。

あれ?雨はもうやんだはずよね?

目の錯覚。目の錯覚ですもちろん。
でもわたしはっきり見ましたよ。
タニちゃんの頭上に白いというか金というか宝石の粉みたいなものが舞っているのが。
何ですか、あれ。キラキラ笑顔でウィンクバチンのタニちゃんが何かするたびに彼が従えている宙組イケメンさんたちを覆うように輝く金の粉が飛び交うの。

これって…タニちゃん何か降らしてる?

まるで大和さんが妖怪みたいに聞こえるからもうこのへんでやめておきますが。

たしかに「彼」には「闇」や「毒」や「影」は感じない。世の中にあるものすべてにはそれがあるし、「影」がない物体は不自然だ。タニちゃんの魅力の複雑さがそこにあると思う。
だけど彼女は代わりになるもの「武器」を持っている。
だからセンターにいる。

濃くて熱い二番手三番手を従えて許されるんだ。
幕が下りるその瞬間までタニちゃんはキラキラオーラに包まれそれが舞台上を覆っていた。
こんな舞台は他の組ではありえない。
不思議な不思議な魅力に溢れた世界。それが今の宙組だとわたしは思う。
星組圧勝に沸き立ったのもつかの間、
今度はドラマシティ「銀ちゃんの恋」の抽選結果がやってきた。

梅田芸術劇場ネット会員の抽選結果です。

結果判明の時刻、わたしは梅田へ遠征中。
こういうときのために携帯へメール転送手配しておけばいいものを、それも忘れて出てきたからWebサイトで直接見るしかない。
どこかでチェックできないものかなと探したらあちこちにあったあった。
10分100円ネット利用マシン。

いざ!

………
………
…………。

肝心の会員パスワードいくら入れても認証してくれない。

……思い出せない。馬鹿か。
10分がむなしくすぎて時間切れ。大馬鹿だ。ああわたしの100円が。

その間にもあちこちから携帯に入ってくる「外れた」メール。

友達に頼みまくってエントリーしてもらっていた分をみんなが速報してくれる。
結果は早い方がいい。
「×だわ。○あプレリザーブ入れる?」
と気を利かせてくれる人までいる。

自分のエントリーもこりゃ絶対外れた。
確認した。

だって<友人たちのチケット運>わたしのチケット運>だから。
これまでずーっとそうでしたから。
友人たちが外れてわたしが当たるはずがない。
これが自然の摂理と言うものよ。

気分はどんどん下り坂、ネガティブネガティブへ染まっていきます。

でも友人たちの気遣い嬉しいなあ。
今度がダメでもまだチャンスがあると励ましてくれるなんて。
いそいそと
「○あプレリザーブお願いします」
メールをちまちま打っては送信送信。

劇場のネット会員と○あとどっちが難しいんだろ?
よくわからないけれど下手な鉄砲も撃っておいたほうがいい。
自分も携帯から○あにアクセス、希望日をエントリー、
よし、ネガティブ返上!

厳密には違いますがそのときは「前向きに前進」と思ったんです。

そして今日。夜帰宅してゆっくりゆっくりパソコンを開けた。
実にいや〜な「下がっているのが確実な通知表を受け取る気分」。

確実に大阪に足を運べる日程を考慮して、第一期と第四期をエントリーしたから結果メールは2通入る。
当選メールのほうが早く入ると聞いたので受信刻をチェックすると30分のズレがあった。

も・もしかして。

遅いほう。「落選」。

やっぱり。

早いほう。「当選」。

やっぱり。

え。

ま・さ・か。
まさか、まさか、まさか。嘘でしょう?

恐る恐る…○月◎日☆時公演当たってました!これ第一希望なんですけどっ

…たまにはあるんだ、わたしにも。

大空さん出演の公演は滅多なことでは当たらない、
当たったとしても絶対友人たちが同じ日を当ててくれていて、
わたしの当てた分は友人たちの分よりずっと後ろでずっと端という切ない歴史を刻んできたこのわたしが。

チケット運の女神さまーっありがとうございますっ!
このところずっと他人様のチケット運にすがっていたが、
ようやく「恩返し」ができた。

星組東京公演「スカーレット・ピンパーネル」
宝塚友の会抽選エントリー、当たりました!

恩人あーちゃんの希望日、それもウイークエンド!
東京公演で平日以外が当たったのはわたしのカード史上初めてです。

大劇場公演にいたく感動したあーちゃんは
「たくさん観たい」
とにかく日数をばらしてエントリーしたようだ。
いつもなら絶対に観たい日を何重にもエントリーするのだけど。
これが吉と出たようで、あーちゃん本人は見事別の日をゲット!
少しでも多く観たい彼女にとっては一番嬉しい結果だった。

やっとできましたよ、恩返し。
本人が希望日を取れたのも嬉しい。
チケット運の女神さま、ありがとうございます。
くしゃん。

くしゃん。

凹んだ。

花組全国ツアーの梅田芸術劇場分、はずれました。
わたしは2日間とも仕事が入っていて三重県で観劇予定、
こっちは知人分ですが
「ごめんよ」メールを打ちながら凹みました。

当選確率を考えたら当然の結果。
それでもはずれって切ない。

知人はさらりと
「自分のほしい公演は滅多に当たらない」
悟っているようです。偉い。
前回雪組も熾烈な競争が繰り広げられたと聞きました。
大阪の中心地の2日間4公演天下のベルサイユのばら

やっぱり凄い。
今日は午前中家で用事があった。
その時間帯がちょうど某クレジットカード会社の花組「銀ちゃんの恋」の電話予約と重なった。

用事と言っても在宅していればいいので。
久しぶりに電話かけに挑戦してみた。

「ネット抽選は楽である。」

素直な感想。

嘆息。

いや、インターネットの普及が実質Windows98以降なのはよく知っていますよ。
携帯電話だって10年前はこんなに普及していなかった。
通信業界の大変革からまだ数年、今ではごく当たり前の感があるけれど
「24時間いつでも抽選エントリーOK」
「結果はメールでお知らせします」
がどれほど手間がかからないかよくわかりました。

舞台鑑賞を趣味にして約20年、一番苦労した「電話かけ」はなにを隠そう名古屋・中日劇場「レ・ミゼラブル」だった。
「中日劇場友の会」に入って指折り数えて待った前売り開始日午前○時。

アナログ電話機と格闘すること4時間、
永遠に続くかと思った「通話中」音が「Trrrr…!」に変わった瞬間
「うそでしょう」
真剣に受話器を見つめたわ。
「はい、中日劇場友の会でございます。もしもし?」
オペレーターさんの綺麗な声に促されるまで呆然とした。

4時間もかけてようやく確保したチケット、席はどこでもいいと腹をくくった。
ところが着いてみれば2列目のサブセンター。
4時間かけてこの良席のからくりは、
「丁寧すぎる応対」
にあったと思う。
いや、丁寧なのは結構だけれど、電話回線がパンクするほど集中する公演は
「テキパキと時間短縮」
が理想でしょう。
人気ミュージカル(宝塚含む)だろうがそうでなかろうが、中日劇場友の会さんの丁寧さは今も変わらない。

もう会員ではありませんが、「丁寧よ」という評判は変わらず。ある意味立派だと思う。

閑話休題。

で、今日の「銀ちゃんの恋」の話。
レミゼに懸かった時間に比べれば可愛いもんよ、1時間切ってました。
呼び出し音を聞きながら携帯電話を切らないよう、
変な汗をかいて。

「お待たせいたしました。受付デスク○○でございます」

ああやっぱり丁寧だ。
このリズム、この抑揚、このスピード。この間。間があるわ、ちゃんと。

数えてみたら5年ぶりぐらいの電話かけ。
「人間が受け付けてくれる」
暖かさもちょっと感じたりして。

でも思う、やっぱり「インターネット抽選は楽だ」。
「運がすべて」
の抽選受付がいいのか、スピード命のネット購入がいいのか、はたまた根性と執念の電話かけがいいのか。

それぞれ味わいがありますが要は取れればいいわけで。

「チケット確保から観劇は始まる」
わが持論にゆるぎなし。

チケット確保。
ここがオーバーチュア。

観劇の醍醐味のはじめの一歩。

希望日○枚、無事確保できました。
従姉妹から某クレジットカードで大阪銀ちゃんの恋のチケット取り扱っているよ!メールが来たのが10日ほど前だった。

出演者未定でも売れている」
苦笑 驚愕の顔文字が並んでいる。

苦笑 驚愕はこっちですって。

劇団公式サイトを見れば「出演:大空祐飛ほか」とあるけれど、
それじゃあ買えないという人がいても仕方がない、
徐々に売れて行くでしょうというのがカード会社さんの割り切り方だろう。
実際宝塚のチケットはどこもそこそこ売れるのだろう。

で、わたしはお馬鹿でした。
シフトスケジュールの決まった休日一覧とにらめっこの挙句に
「じゃあこの日売れ残っていたら買う」
などとおごる平家の暴挙に出てしまった。

「売り切れだって」

はあ………。

前回の大空さん主演公演、月組「HOLLYWOOD LOVER」でも同じことしたな。
この日じゃなきゃ無理!って特定の日に固執(千秋楽ではありませんが)
チケット運もなく前売り日も仕事が入って、入手できなくて泣きました。
某プレイガイドでの「戻り」か何かで2階席を取ったのだわー
あれはあれで楽しい観劇だったけれど…

チケットない。どうしよう…
途方に暮れるというのはああいうこと。
THE LAST PARTY、HOLLYWOOD LOVER、二回もやったら学習せねば。

今回は四の五の言わずに取っておこう、チケット。取れる日に。

心を入れ替えて、贅沢言わずに、ありがたく入手に勤しもう。
秋の花組全国ツアー「外伝ベルサイユのばら -アラン編-」「エンター・ザ・レビュー」の友の会当選チケットが届きました。

チケット運の女神様に振り向いてもらえない歴ウン年のわたしですが、全国ツアー運は実はいい方です。月組「あかねさす」も「ダル恋」も当たりました。2公演入れて1つ当たるので1会場ずつ観劇しました。

そのどちらも後ろから数えたほうが早い列の端っこというのがわたしらしくてもう慣れっこです。

だから今回も覚悟していたんだけど、○ってもベルばらでしょう(○に入る文字が素直に浮かぶ貴女は何だかんだとヅカ好きだ)。ヅカ初心者を誘うにはもってこいと思ったものだから2会場×2枚でエントリー。

一つは地元でひとつはお隣の県。ごく自然に地元は外れてお隣の県だけ当たりました。まあわたしらしい。

でも当たってから気がついた。

今度も「後ろから数えたほうが早い壁際の席」が来る、絶対来る。見事な確信があったものだから、続いて想像してしまった。
それでも「はい行きます」というヅカ初心者がどれぐらいわたしの周りにいる?

宝塚は観てみたい、チケットがあるなら行ってみたい。
チケット用意してくれたんですか、わ、嬉しい!
……え、そんな後ろ?

そう思っても仕方がない。何もわからないうちって。

これはもう、定価掲示板かな…とほほ。何もかも自分のチケット運が悪いんだー2枚入れたことを後悔した。当選発表の日から数日。

届きましたよ、舞台に思い切り近い席2枚が。ど、ど、ど、どういうことっ!

初めて足を運ぶ会館なので、列番号が一桁というのも本当に前から数えて○番目なのかわからない。某中日劇場の昔のように最後尾から1、2、3…じゃないかしら。○県○○○会館で検索して座席表をクリッククリック。

うそ。やっぱり前から数えて○番目だ。

久しぶりに「良い意味で呆然」としました…こういうこともあるんですね。○県に住む後輩ちゃんに「行く?○列目だぞ」メールをすると「行く」のお答えが返ってきました。よしよし。ヅカデビューしたいっていつか言ってくれたね。

というわけで某後輩ちゃんはめでたく「○ってもベルばら」で宝塚初観劇をいたします。やっぱり誘いやすい「ベルサイユのばら」。ヅカリピートに至るかどうかは神のみぞ知ります。
捨てる神あれば拾う神あり。

花組東京公演は友の会抽選見事ハズレ、盛大に嘆いていたら従姉妹が某プレイガイド抽選予約で当ててくれました。

わたしも久しぶりに拾いました。全国ツアー当たり。地元がはずれでお隣の県というところがわたしらしい。
ありがたく見せていただきますとも。
今日は友の会東京公演抽選結果照会の日。

は〜ず〜れ〜っ あソレ

盛大に落ち込みましたわ…東京が当たったのっていつ?
あ、月組「マジシャン」は当たったか。壁際が愛しいお席で従姉妹と笑いながら観たっけ。シチュエーションコメディはいいねえとかなんとか。

今回も壁際だろうと何だってよかったのに。オール全滅ってどういうことよ。

一般前売りは仕事だって。どうしよう。
スカイステージNOW ON STAGE。どうやら大空祐飛さん無事花組に迎えていただけたようで。

花組さんありがとう>膝を折ってお辞儀。

もう〜大好きだあっ花組

なんと言ってもわたしのヅカ初めは榛名由梨+安奈淳さんの昭和のベルばらでした。その後瀬川佳英さんにどっぷりハマったし「大空祐飛、花組へ組替」を聞いたときは三度目の正直と思った。初ハマり、セカンドはまりでは経験しなかった異動は不安で不安で、そばに大空さん系ファンのいないのどかな田舎にいるわたしは珍しく弱気になったものでした。

遠くにいる従姉妹にメールしたら「どうしたいの?」とつっこまれ「わからないから喚いているんだよ」とさらに困らせました。これが大人のやることですか。

でもふたを開けたら…舞台でも、トークでもしっかりみなさんが受け止めてくださっているようで嬉しいったら…宝塚からはエネルギーをもらうもので心労を抱えるものじゃない。基本に戻れて嬉しいです。

10月は大空さん銀ちゃんが東西で上演されますが合間を縫ってわたしの住むあたりにも全国ツアー組が来てくれる。絶対行くぞ。当たるかどうかは知りませんが。おまけに千秋楽にかけてだし。いや、当たるって。信じて、またエントリーする。しないと確率ゼロだから。ね?
高翔みず希さんの休演にがくんとしています。
初日の舞台の永遠の美青年ぶりにほっこりしたばかりなのに。
ああいう美形がお芝居でもダンスでも引き締めてくださるとそれだけで舞台のグレードは上がるのに〜

もちろん今はしっかり治していただきたい。
でも、待ってます。「愛と死のアラビア」「Red Hot Sea」で再会できると信じて待っています。

さて、今日から花組東京公演の友の会エントリー受付開始です。
例によって難しい日程で登録しました。その日程でしか行けません(たぶん)。
夏休み期間はGW以上に難しい(有給消化)うえに「この日とこの日に休んで」決められた枠は千秋楽近く。
これで取れたら立派よ大当たりよ。
東京公演チケット運低空飛行中のわたしとその仲間たちに今度こそ女神は微笑んでくださるのか。

一般前売り日。もちろん仕事ですとも。

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