Takarazuka SKYSATEGE「なみだのでるうた」#1〜はじめのすぺしゃる・別れ〜 をじっくり鑑賞した。

テーマ「別れ」。
投稿した方が自分の身に起こった出来事をどうとらえてその後の人生に光を見出して行ったか、
短い朗読の中に感じることができて何度も涙ぐんでしまった。

別れは光を探すきっかけなんだ。
悲しいことばかりじゃない、今生きている自分の周りにどれほどのときめきが溢れているか、それに気づくきっかけになるんだね。

……なんて簡単に言っていいものか迷うけれど皆さんの投稿に元気づけられました。
この場を借りてありがとう。

さて。
花組シンガーズの皆さん、お疲れさまでした!
「歌」に定評のあるメンバーが勢ぞろい、耳福ばかり。

手に汗握る30分でした…正直に。
普段メイクでスタジオ収録は大変でしょう。

「素」の自分が「歌」に出てはいけない、
わかっているけれど「入る」のは大変だと思う。

男役さんはとくに大変だ。
最後にメンバーそろって横一列で歌うのだけど、
男役芸がどれだけ身についているか一目瞭然。
まっすぐ立ってマイクを握る、
その姿にもろ男役芸の修練が出てしまう。

娘役さんも直立不動で歌っている。
「寄り添ってくれる」わけじゃない。

「男役さん」がすっと透けて「素の私」が
見えるのはやりにくいだろう。
今のわたしはオン?オフ?
変な葛藤があるかのもしれない。

宝塚メイクってなりきるためには必須なのだ。

短いトークの間は逆に安心できた。
娘役が一歩下がっているから。
控えめな微笑み、頷きなど「動き」が娘役さんしている。
並んで座っていても男役を立てる。
娘役の仕事の本領発揮の瞬間。

若いふみかクンとマメちゃんも心なしか緊張が抜けて
リラックスした笑顔が変にかっこいいの(褒め言葉褒め言葉)。
話している姿はやっぱり男役なんだわと安心した。

にしても

まっつの凛々しいこと。
歌声はもちろん、トークも低い声に艶があって良いのだわ。素敵!
目線も鋭くまさに男役。
歌う姿の男役ぶりもダントツ。安心して男役・未涼亜希に浸らせてくれる。

ときめいてしまったわ。
どうしましょ。

男役芸と娘役芸が交錯する不思議な映像だった。
「男役芸」に戸惑いのないまっつはひたすらりりしい。
「素」を引っ込めようとするふみか&マメの格闘が可愛い。

娘役さんの立ち姿をキープしながらきれいな声を聴かせる一花ちゃんさあやちゃんには脱帽だ。
発声には不利だろうに全身で娘役している一花ちゃんに拍手喝采、さあやちゃんの緊張ぶりがいじらしい。

でも全員の「歌のこころ」を届けたいというメンバーの思いが綺麗だった。

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